この記事の結論
- 抵抗器のカラーコードは「黒0・茶1・赤2・橙3・黄4・緑5・青6・紫7・灰8・白9」という色と数字の対応を覚えれば、あとは計算のパターンだけで読める
- Arduinoのキットでよく使う抵抗器は「4色帯」タイプが中心で、最初の2色が数字・3色目が乗数(0を何個つけるか)・4色目が許容差(誤差の範囲)を表す
- 5色帯タイプは最初の3色が数字になるだけで、考え方は4色帯とほぼ同じ
- 読む向きに迷ったときは、金色・銀色の帯(許容差)がある側を右端にして左から読むと覚えておけば間違えにくい
Arduinoのスターターキットには、たいてい数十本の抵抗器がまとめて入っています。
ところが抵抗器には「220」や「1k」といった数字がどこにも印刷されておらず、代わりに何本かの色の帯が巻かれているだけです。
この色の帯を「カラーコード」と呼び、決まったルールで読み取ると抵抗値がわかる仕組みになっています。
この記事では、カラーコードの読み方を、計算の手順ごとに整理します。
なぜ抵抗に数字ではなく色が書いてあるのか
抵抗器の多くは、直径2mm前後、長さ数mm程度と非常に小さな部品です。
この大きさに数字を印刷しても、どの向きから見ても読みやすい大きさで表示するのは簡単ではありません。
そこで、部品をどの角度から見ても判別しやすい「色の帯」で情報を表す方式が、世界共通のルールとして定着しました。

色と数字の対応表を覚える
カラーコードで使われる色と数字の対応は、次の表のとおりです。
| 色 | 数字 |
|---|---|
| 黒 | 0 |
| 茶 | 1 |
| 赤 | 2 |
| 橙 | 3 |
| 黄 | 4 |
| 緑 | 5 |
| 青 | 6 |
| 紫 | 7 |
| 灰 | 8 |
| 白 | 9 |
この対応表は、値を表す帯(数字帯)だけでなく、乗数(0をいくつ付けるか)を表す帯にもそのまま使われます。
最後の帯だけは少し特別で、抵抗値の誤差の範囲(許容差)を表す色が使われます。
もっとも多いのが金色(±5%)と銀色(±10%)で、Arduinoのキットに入っている抵抗器も、この2色のどちらかが最後の帯になっていることがほとんどです。
4色帯・5色帯、それぞれの読み方
4色帯の計算方法
4色帯タイプは、Arduinoのキットにもっとも多く含まれているタイプです。
左から「1桁目の数字」「2桁目の数字」「乗数(0の数)」「許容差」の順に並んでいます。
たとえば「赤・赤・茶・金」の抵抗器であれば、赤=2、赤=2で「22」、茶=1なので0を1個足して「220」、最後の金は±5%を表し、220Ω±5%と読み取れます。

同じように「茶・黒・赤・金」であれば、茶=1、黒=0で「10」、赤=2なので0を2個足して「1000」、つまり1kΩ±5%です。
5色帯の計算方法
5色帯タイプは、より精密な抵抗値を表せるように、数字帯が1桁増えたタイプです。
左から「1桁目」「2桁目」「3桁目」「乗数」「許容差」の順に並びます。
たとえば「赤・赤・黒・黒・茶」であれば、赤赤黒で「220」、黒=0なので0を付けず、220Ω±1%という値になります。
4色帯の「220Ω」よりも誤差の範囲が狭く指定されている点が、5色帯の特徴です。
5色帯では、この最後の許容差の帯も茶(±1%)・赤(±2%)など、金色・銀色以外の色で表されることが多くなります。
4色帯も5色帯も、「数字帯を並べる→最後に0を足す→最後の帯で誤差を確認する」という手順は同じです。
帯が1本増えただけと考えれば、5色帯を見ても身構える必要はありません。
読み方に迷ったときの確認方法
どちらの端から読むか迷ったとき
抵抗器を手に取ったとき、どちらの端から読めばいいのか分からなくなることがあります。
目印になるのが、許容差を表す金色・銀色の帯です。
金色・銀色の帯を右端に置き、左端の帯から右へ順に読むと覚えておけば、向きを間違えることはありません。
目で読めないときはテスターで実測する
色があせていたり、光の当たり方で色の判別が難しかったりすることもあります。
そんなときは、無理に目で判断しようとせず、テスターの抵抗測定モードで実際の値を測ってしまうのが確実です。

テスターの基本的な使い方は、こちらの記事で解説しています。
まとめ:よく使う抵抗値の早見表
最後に、Arduino入門でよく使われる抵抗値と、その4色帯カラーコードを一覧にしておきます。
| 抵抗値 | 4色帯カラーコード | 主な用途 |
|---|---|---|
| 220Ω | 赤・赤・茶・金 | LEDの電流を制限する定番の値 |
| 330Ω | 橙・橙・茶・金 | LEDの電流制限(220Ωよりやや暗め) |
| 1kΩ | 茶・黒・赤・金 | プルアップ・プルダウン抵抗など |
| 4.7kΩ | 黄・紫・赤・金 | センサーモジュールのプルアップ抵抗 |
| 10kΩ | 茶・黒・橙・金 | ボタン・スイッチ回路のプルダウン抵抗 |
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特に220Ωと10kΩは、LEDやボタンを使う工作で登場する頻度が高いため、色の並びを先に覚えておくと、キットの中から目当ての抵抗器をすぐに見つけられるようになります。
- 色と数字の対応(黒0〜白9)がだいたい頭に入っている
- 4色帯の「数字・数字・乗数・許容差」という並びの見当がついている
- 読む向きに迷ったとき、金色・銀色の帯を右端にすればよいという見当がついている
- 色の判別が難しいときは、テスターで実測すればよいという逃げ道を知っている
抵抗器そのものの選び方や、他の道具と合わせてどれくらいの予算を見ておけばよいかは、工具・部品の早見表記事でまとめて整理しています。


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